◆ 理事長挨拶


拝啓 ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

 

「瀬戸内海エコツーリズム協議会」のご紹介ならびにご案内をさせていただきたいと存じます。

 

エコツーリズムの考え方は、地域の環境に配慮し、自然の環境資源(生態系景観)の魅力と、自然と共に歩んだ地域社会の文化歴史の有様を体験的に伝えることです。

 

イギリス、フランス、オーストラリアでは、ナショナルトラストのサイトを活用したエコツーリズムが発展し、外国人客を入れて1万人がエコツアーに参加し、年間を通して大きな観光収益となっており、全体の経済効果は絶大です。更に、地域の活性化と地産地消の促進、エコツアーに関する雇用とビジネスの確保に大きく貢献しています。

 

しかし、我が国ではエコツーリズムのシステムは、未熟な状態で知床国立公園や屋久島、西表島、釧路湿原などで運用されているだけで本州においては少ない状況です。特に瀬戸内海を対象としたエコツーリズムは存在していません。

 

そこで、瀬戸内海を対象とした新たな「環境観光」として、エコツーリズムの概念をもとにした各種エコツアーを企画・実践していくことが、瀬戸内海の環境保全はもとより、地域社会の活性化と経済効果を促進することになると考えます。

 

 

つきましては、本会の趣旨へのご理解とご賛同をいただきまして、是非この機会にご入会いただき、皆様のご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

                                                                                                                        敬具

               

                       一般社団法人 瀬戸内海エコツーリズム協議会

                                  理事長 上嶋 英機